今年の夏は、本当に暑いですね、挨拶の言葉は“暑いですね”が常になっています。
東京都心では8月7日に一日の最高気温が35度以上の「猛暑日」が過去最長8日連続とな
り、各地でも記録的な猛暑が続いていると報道されています。
現在は日本国内のすべての原発が稼働してない中、新聞によると、電力各社は比較的余裕のある電力供給を続けているとのことです。
それはその日の電気の供給力と一日で最も電力需要が多いピーク時をくらべた「最大電力
使用率」で、95%以上だと「厳しい状況」、90%以上だと「やや厳しい」と判定されますが、東京電力では、8月1日から7日の8日間でその使用率95%は“0日”、90%以上が“4日”、あとの“3日”は90%以下の「安定的」だったそうです。
今夏の安定供給になっている要因としては
1.太陽光発電が震災時の9.5倍2700万K/Wと大幅に増加し、この発電量は原発の十数基分にも匹敵するとのことです。
2.使用側でも電気料金が高くなっていることからも、節電意識が徹底し、
・照明はLED電球に切り替え
・冷房温度も高く設定
・工場では自家発電や生産ラインの省エネ化
その他各所で節電を実行し、電気の消費を削減している
が主な要因と言われています。
私たちは4年前の東日本大震災で福島原発が稼働停止となり、夏場の電気使用のピークを迎える時期に電力会社から、電力供給量が需要に応じきれないとのことから「計画停電」が実施され、不便な生活を強いられた経験をしました。
この教訓を忘れずこれからも節電、省エネの意識を保持することは国民として実行すべき内容と考えます。現在日本国内にある全ての全原発は稼働がストップしていますが、電力各社は再稼働に向け準備を進めているようです。上述の安定供給の下、福島原発の事故の処理に苦慮している状況を考えても原発の再稼働をすべきではないと考えています。会員の皆さんはどのようなお考えでしょうか。
以上
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