ある日新聞を読んでいるとき、紙面の下段の書籍の広告に目が止まりました。
その本のタイトルは「103歳になってわかったこと」と言う本。
著者は数えで103歳の女性で、墨を用いた抽象的表現主義者として世界的に広く知られていて、今も第1線で製作している方と言うことです。
その広告には約20項目の小見出しがあり、その中で気に入ったのを数点紹介します。
・ 自らの足で立っている人は、過度な依存はしない。
― そもそも介入はしない、期待もしない、負担にならない ―
・ 日々、違う。生きていることに、同じことの繰り返しはない。
― 老いてなお、道なき道を手探りで進む ―
・ 人には柔軟性がある。これしかできないと、決め付けない。完璧に出来なくたっていい。
― 人生の楽しみは無尽蔵 ―
・ 幸福になれるかは、この程度で丁度いい、と思えるかどうかにある。
― いいことずくめの人はいない、一生も無い ―
・ 予定や目標にとらわれると、ほかが見えなくなる。時には、その日の風まかせにする。
― 自分に規律は課さないし、外からも課せられない ―
など、含蓄のある、なるほど、と感じるものもあり興味を持ちました。
抽象的表現主義とは、どんなものか、全く知りませんが、103歳のこの人だからこそ、出てくる言葉かもしれません。
実体験をされた方の言葉は重く感じられます。103歳に拘らず、参考に出来ることは参考にすることにします。
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