9月の初めに仲間9人で車2台に分乗し、石巻から陸前高田へ仮設住宅の慰問と
被災地の視察に出かけました。
東日本大震災の被災地には今回で5回目ですが、2年ぶりでもありました。多くの被災地はほとんどが更地になり、山を削った土で市街地をかさ上げする工事が進んでいて、大型のダンプカーがひっきりなしに行き来しているのを目にし、復興が進みつつあることを実感しました。
石巻では仮設住宅を訪問、事前に連絡していたので7〜8人の女性が仮設住宅の集会所に集まっていただき、当時の話と現状を聞かせていただきました。
その仮設住宅は市街地にある約400世帯の人が居住していて、近くには大型スーパーもあり非常に便利な所で集まった方々は口々に“私たちは便利な仮設に入れたからまだ良いが、ただいつまでこの仮設住宅に住めるか心配。今更この年で別な所に家を建てる気持ちも資金も無い”と現状での悩みも話されると共に一方では“最近は精神的にも落ち着き、何とか生きる術を考えるようになった”そして“多くのボランティアの皆さんに支えられてここまでになれたことに感謝している”と3年半の気持ちの変化も話してくれました。
その後、大川小学校を始め当時の惨状がそのまま残っている場所や建築物を数ケ所を巡りました。あれから3年半が経過しましたが、現場ではまだまだ一種独特な雰囲気を感じ、改めて自然の力の偉大さと脅威を改めて思い知らされました。
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