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 歩こう会11月度定例会は群馬県南牧村にある「黒滝山」を総勢20名で登ってきました。 黒滝山は群馬県百名山の一つで南牧村にあり標高870mの低山ですが山岳信仰霊場と千余年の歴史を 重ねる黒瀧山不動寺を中心に馬ノ背渡り、展望のよい五老峰の観音岩、九十九谷の岩壁などの山全体が 黒滝山と呼ばれています。登山後は黒瀧山不動寺を参拝、塩ノ沢温泉で入浴し汗を流して帰りました。

黒滝山不動寺から眺めた「黒滝山」


2018年11月12日(月)「黒滝山」 参加者 20名


黒滝山不動寺の駐車場にバスは到着、登山準備を終えて、ラジオ体操で身体をほぐします。

この辺りの紅葉は少し遅い時期でも楽しめます。見上げると良い具合に紅葉していますねぇ…

駐車場から坂道を登って来ると鐘楼のある広場、奥手にある黒滝山不動寺は登山後に参拝予定。

A班集まって〜用意出来たかな?此処から班編成に従って登山道へ入るよ〜と、松本リーダー。

矢板副会長率いるB班もスタンバイOKみたい。危険個所もあり今回は3班編成で行動します。

C班、揃っているね!出発〜 掛け声は前川会計。今日のコースはデンジャラス・ゾーンあります。

杉林を抜け少し進むと最初の難関?短い鉄ハシゴが現れます。ストックは一旦仕舞って登ります。

細尾根の「馬の背」は高度感満点の危険な個所。細心の注意を払いながら一人ずつ前進。

松本リーダーは鉄ハシゴを登り切り、長蛇の列になり続いて来る仲間を見守っている様子。

危険個所は焦らずに順番を待ってユックリ通過しましょう。ここは眺めも良いし・・・(^^)

クサリの途切れる所からハシゴへ移動する箇所が不安で皆さん通過に梃子摺っている様でした。

何とか渡り終えたけど「何だかお尻の辺りがムズムズした〜」って人が多かったみたいです(笑)

岩場に架けられたハシゴを登り切って振り返ると左右に切れ落ちた「馬の背」がよく判りますね。

馬の背を通過すると直後に大岩を斜めに登る様なクサリ場、足掛かりの窪みは有効に使いましょう。

続いて前方に垂直にそそり立つ様な長いハシゴが見えて来ました。え〜こんな場所ばっかり??

このハシゴ、細い尾根の末端に架かっているので高度感を強く感じるのか「ちょっと怖い〜〜」

此処まで厳しい場所を消化してきたので、こんな岩場くらいならラクラク通過できますよね。

岩場のクサリやハシゴなど、難所を通過し終えたのでルート途中で水分補給を兼ねた休憩です。

稜線からは遠くにゴジラの背中の様な「妙義山」、右手前に双耳峰の「鹿岳(かなだけ)」の勇姿。

小さな御嶽神社のある見晴台はパスし、その下側をトラバースして九十九谷分岐へと進みます。

九十九谷分岐を過ぎた辺りの稜線歩き。右手には深く切れ込んだ九十九谷も少し見え出します。

この急坂をもう少し登れば「観音岩」は直ぐ其処です。キツイ登りだけど (*゚ー゚)ノ ガンバ!

ルンゼ状になった大岩を登り切ったら「観音岩」。ロープあるけど登り難い場所でしたね。

漸く到着した「観音岩」で大休止。記念写真撮るには狭い場所で皆さん飛び切りの笑顔が素敵。

狭い岩場なので余り身動きできないけれど、暫し周囲の展望を楽しんで頂きました。

・・・観音岩からの展望・・・

適当な広場がなく九十九谷分岐手前辺りの登山道横に思い思い場所を決め昼食タイムにしました。

昼食を終えて上底瀬へ向かいます。急斜面の続く場所もあり気を抜かない様、一列になって下降。

この辺りは岩が剥き出しになった所もある登山道ですが、余り滑らない様な岩で歩き易いです。

一本松がある展望地からの景観も素晴らしいです。でも谷底を覗くとメチャ恐ろしい (*^▽^*)ニャハ

九十九谷の紅葉は今が盛りの様で綺麗です。良く眺めてみると衝立屏風の様な岩もあり最高!

右側は谷で大きく切れ落ちている様ですが、左側にコースを取るので不安感はありません。

鷹ノ巣山の横を通過中。九十九谷を上から眺められる登山道から離れ、谷側へ進路をとります。

途中からは急斜面の下り。滑り易いので枯葉を踏みしめながら慎重に下って行きます。

先頭グループは既に谷底の涸れ沢へ到着の様子。漸く厳しい下りも終わった様で一安心。

谷底の涸れ沢になった広場で小休止。九十九橋の登山口は後少しですが5分程足を休めました。

沢沿いを少し進み九十九谷橋登山口に出ました。薄暗い林の中と違って太陽が眩しいですね。

上底瀬集落の住居を眺め、歩いて行くと住民の方が居て蒟蒻芋などのお話を聞かせてくれました。

T字路にある黒滝山登山口を右折、此処からダラダラと結構長い登り返しになりますよ。

登る途中、左手の養豚農家から妙なる臭い(笑)鼻を摘んで歩くほど。大きな豚さんも見ました。

削岩工事箇所の先は未舗装の林道になり辛い登りが更に続いて皆さんトボトボと歩を進めます。

上底瀬からの登り返しは予想以上に疲れましたね。漸く朝通過した周回コース分岐に戻りました。

黒滝山不動寺を参拝してから登山口へ戻ります。山門前には奉納された赤い幟が一杯ありました。

山門を潜ったら先ず不動堂が現れます。如何にも山中にある名刹といった雰囲気がありますね。

不動堂へ無事帰着のお礼参りなど、境内を一巡り。奥の方にあったトイレも使わせて頂きました。

深山幽谷にある名刹に相応しい紅葉は素敵でした。石段の上にある開山堂は時間切れで又の機会に。

不動堂の裏には、この時期殆ど水は落ちていない「竜神の滝」と「不動明王像」がありました。

沢水の飲める場所もあったけど、水分補給はバスに戻りビールがイイな! ヽ(´o`; オイオイ

計画より40分ほど遅れでバスに到着しました。登山の後は上野村にある温泉へ向かいます 。

上野村温泉郷 やまびこ荘で日帰り入浴してから帰ります。なかなか良い泉質の温泉でした。

(レポート作成:荒田)
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