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 歩こう会8月度有志会は、女性会員から北アルプスの何処かに是非連れて行って欲しい…のリクエスト もあり、有志会の年間計画で予定していた「唐松岳」に参加して貰う事で松本顧問に幹事役を引き受けて 頂き、総勢8名で出掛けてきました。当初は「五竜岳」まで足を伸ばす計画でしたが、予想以上に厳しい コースと判断、唐松岳へのピストンのみとしましたが、それでも十分満足できるトレッキングでした。

稜線上から眺める唐松岳〜白馬岳


2019年8月26日(月)「唐松岳」山頂 参加者 8名


白馬村の一角に駐車を済ませ八方駅からゴンドラ「アダム」で兎平まで約8分の空中散歩です。

兎平テラスでアルペンクワッドリフトへ乗り換えます。曇りでも良いから雨降らないで欲しいな。

更にグラードクワッドリフトで八方池山荘の登山口に到着、いよいよトレッキング開始です。

岩ゴロゴロの登山道コースを進んで行くと、途中から整備された木製階段を登る箇所も現れます。

身体を慣らしながら登ると間もなく石神井ケルンに到着。此処でリュックを下し最初の休憩。

続いて標高2,005mの第2(息・やすむ)ケルンを通過〜 登山道の向こうに八方ケルンも見えます。

標高2,035mにある八方ケルンは人面の様で特徴的なケルンです。鈴木さん、写真撮影ありがとう!

八方池が見える稜線上で全員揃って最初の1枚。少しガスっていて八方池が霞んでいるのは残念。

稜線から八方池の全景を眺めます。晴れていれば白馬岳方面も望めるのですが今日は見えません。

第3ケルンを過ぎた辺りで11時半、頃合いの時間帯なので、適当な場所に座ってお弁当。

昼食を済ませ、八方池を出発する前に佐藤さんの奥様に撮って頂きました。有難うございます。

八方池から先は唐松岳や五竜岳を目指す登山者のみになり、観光目的の人はグッと減りました。

扇雪渓への入口横を通過中〜8月下旬でも残雪がありますョ。この先からは急登箇所が続きそう。

ハイカー達がカメラを向ける先にはライチョウ。ズームするも薄いガスと遠いのでピンボケ(泣)

標高を上げるに従い、所々に青空領域も大きく見え出し、山頂での展望に期待が膨らみます。

結構遠かったと感じた丸山ケルンに13時過ぎ到着。此処まで来れば唐松山荘もあと少しかな。

時折ガスが流れたりもしますが、日差しもあって気温も程よく、気持ち良いトレッキングです。

唐松岳・不帰ノ嶮もガスの中から見え出したので立ち休憩。素晴らしい景観を楽しみました。

ご一緒の女性会員、疲れた様子も見せず頑張っています。今日の行程は後少し (*゚ー゚)ノ ガンバ!

スマホ地図で現在地を確認すると、目前のピークを越えて少し下ると唐松岳頂上山荘の様です。

ピーク手前に石積みで作られた登山道と手摺りの箇所あり。整備してくれた方々に感謝ですね。

登り切って下り出すと漸く唐松岳山荘の建屋が見えました。前方のピークは牛首だそうです。

八方池から凡そ3時間程掛け唐松岳頂上山荘へ。松本隊長が宿泊受付手続きしてくれています。

受付け待ち中にガスが切れ唐松岳山頂が見えた〜こりゃチャンス!両手に花で一枚 (*^-゚)vィェィ♪

宿泊指定場所も決まり荷物をデポして空身で唐松岳山頂へ。40分程で往復可能との事です。

登る途中、振り返り唐松岳頂上山荘方面の景観。テント場は随分下で山荘への行き来が辛そう。

山荘から20分程登り唐松岳山頂に到着。内4名は初めての北アルプスの山。登頂おめでとう!

ガスが濃く山頂からの展望は得られず残念です。でも、唐松岳を征服できて満足感一杯の笑顔。

唐松岳登頂を果たし足取り軽く山荘に戻ります。戻ったら早速祝杯のビールですかね(^^)

1時間半ほど山荘の宿泊指定場所で疲れた身体を休め夕刻5時になったので食堂へ移動して夕食。

日が変わり8月27日午前5時過ぎ、ご来光を拝みに外へ。予想以上に良いお天気の様子です。

早朝5時出発の予定を変更、昨夜入手済の弁当を山荘内で開きます。味噌汁も飲めてラッキー!

有志会で唐松岳に一緒に来れて良かったでしょ?最近は女性会員も積極的に参加してくれますね。

五竜岳の縦走ルートは予想以上に険しい…と断念したけど牛首まで行って厳しさを感じましょう。

パトロール隊員からストック事前収納アドバイス受けた後、準備を済ませて牛首へ向かいます。

山荘横でパトロール隊員と一悶着を起こしていたお馬鹿パーティを牛首ピークで遣り過しました。
仲間一人ひとり五竜岳背景に撮影を済ませ、有志会の中心メンバー3人揃った写真も一枚。

五竜岳の雄々しい山容を眺められて十分満足したので、昨日登って来た同じコースへ向かいます。

山荘でトイレを済ませ7:40下山を開始。昨日より天気が良いので途中での展望も楽しめそう。

下山途中、雲海より頭を出した唐松岳〜白馬岳の素晴らしい景観に感動する箇所が其処かしこに。

雲上の稜線歩きは苦しい登りを経て山頂に立ったハイカーにだけ与えられる最高のご褒美ですね。

急がずとも下りに要する時間は随分短くて済み、皆さん快調に足を進めている様です。

山荘を出発して50分程で丸山ケルンがハッキリ見える辺りまで下って来る事ができました。

昨日、登る時ライチョウに出会った場所を通過中。今日は何処かに潜んでいるのか見当たりません。

扇雪渓を過ぎた辺りではガス切れた様で双耳峰の鹿島槍ヶ岳や五竜岳が林の先に見えました。

緩斜面を下って9時半頃、八方池に戻りました。下ってくるとガスで白馬岳方面は見えません。

少し早いけど事前準備した菓子パンとコーヒー等で軽い昼食を済ませ登山口へ戻ります。

相変わらずガスが漂っている八方ケルンへ帰着〜晴れていれば最高に良い場所なんですがねぇ。

帰路ルートは整備され観光客の多い木道コースを辿り、高山植物を観賞しながら下ります。

八方池山荘・グラードクワッドリフトも見え、後一息で今回のトレッキングも終了ですね・・・

幸い雨に遭わず唐松岳山頂から無事帰れました。女性会員の皆さんも良く頑張りましたね。

運転手を除く仲間6人は黒菱リフトを使い下駅で待って貰い車で迎えに行って経費を削減(^^)

車を回収して黒菱ゲレンデへ直行し40分程後に仲間達と再合流。午後は近場の観光に充てます。

8月下旬頃の八方尾根〜唐松岳に咲く山野草。その高山植物‐@

高山植物‐A

高山植物‐B

高山植物‐C

高山植物‐D

高山植物‐E

高山植物‐F

3日間にわたり登山と観光の旅をご一緒した皆さん。トレッキング中は勿論、車で移動途中の会話も含め、 とても楽しい思い出が作れたかと思っています。無事に活動を終えられ感謝です。大変お疲れ様でした。

(レポート作成:荒田)
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