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 歩こう会6月度有志会は山梨県にある日本百名山「瑞牆山(みずがきやま)」を8名で登りました。 昨年9月、金峰山に女性会員を含む有志10名で登ったおり「瑞牆山は少し厳しいけれど良い山だよ」 と話したところ「来年、是非連れってって!」とリクエストがあって、今回の山行となりました。 折角、時間を掛け遠路出掛けたものの、晴天には恵まれず山頂から富士山などの展望が得られなかった 点は些か残念でしたが、女性会員も健脚で一緒に楽しく登れたのは良かったと思っています。

展望地から眺める瑞牆山


2019年6月3日(月)「瑞牆山」山頂 参加者 8名


矢板市役所を出て凡そ4時間で県営無料駐車場に到着。準備を整え8時頃に出発しました。

瑞牆山荘の正面が登山口で、此処からユルユルと登りだすコースです。それでは行きますかぁ。

最初の内は緩い坂、早朝は気温も低くヒンヤリとしているしウオーミングアップには良い感じ。

ハルゼミの鳴き声が煩いほど聞こえる林は徐々に登りもキツクなり少しずつ標高を稼いで行きます。

富士見平林道の交差点に到達したら林道を横切り里宮さま参道入口とある標識の先へ進みます。

登山道にはトウゴクミツバツツジが多く見られて丁度、満開時期の見頃を迎えていた様です。

駐車場から35分程登り瑞牆山が見える展望地に到着、此処で一息入れて行きましょう。

展望地から眺める日本百名山「瑞牆山」の勇姿。青空も見えるし山頂からの展望に期待したいね。

瑞牆山を背景にした写真が撮れるポイントなので今回参加の8名が全員揃って記念の一枚。

富士見平林道の終点まで来ました。少し先に水場があり、キャンプ時に必要な水が汲めます。

富士見平小屋へは9時少し前に到着。お天気さえ良ければ此処から富士山が見えるらしいけど…

小屋のベンチを借りて水分補給など10分程休憩タイム。奥のトイレも使わせて頂きました。

小屋の先500m程は比較的平坦で楽な登山道が続きますが、小川山の分岐手前で少し休憩。

折角標高を上げたのに天鳥川河原へは一旦急激に下って行く滑り易いコースになります。

登山地図上では川の表示になっていますが涸れている状態の天鳥川の河原を渡ります。

河原を過ぎると大岩がパックリ割れた桃太郎岩が目に飛び込んできます。自然の力ってスゴイ。

この桃太郎岩の横にある木製階段より先は岩場のある少し厳しい本格的な登山道になります。

前回来た時と景観が大きく変わっていて、崖崩れしたと思われる崩落地を通過しました。

崩落地を過ぎた先、緩斜面だけど岩盤の連なったクサリ場。此処の岩、とても滑り易い岩でした。

更に進むと登山コースにある二つ目の木製階段が見えてきました。この景色、懐かしいなぁ。

2014年8月、有志会5人で来た時、この木製階段の所で休憩した記憶が蘇ってきました。

立ち休憩を終え先へ。この辺りから登山道に大岩が多くなり、傾斜も厳しくなって来ますよ。

先ほど見たのは桃太郎岩、じゃ、これ金太郎岩? なんて冗談云いながら余裕で登る仲間たち(笑)
此処も大岩に架けられたクサリ頼りに登ります。岩が濡れていたら危険と思える岩場でした。

この岩峰の向う側に大ヤスリ岩がある筈ですが、此処からは大ヤスリ岩の本体は見えません。

それにしても凄くデカイなぁ…と見上げる皆さん、何故か自然と、お口あんぐり ヾ(・・ )ヤレヤレ…

巨岩がゴロゴロしている隙間に登山ルートがあり、其れなりに登れますが段差が大きく苦労します。

瑞牆山頂から一番近い所に聳え立つ大ヤスリ岩、あんな岩峰を登る人もいるらしい w(゚o゚)wワオ!

此処は上側から岩が覆い被さっていて足下は傾斜している一枚岩、何だか通過し難い岩場でした。

前方視界が開けだして谷間を抜けると山頂は近い筈です。もう一踏ん張り頑張って登りましょう。

山頂直下にある大岩にはクサリが2本、直登する男性と左側から回り込んで横移動する女性会員。

その先の岩はロープの手掛かりと、倒木を足場にして力任せに攀じ登る感じでしたかね。

これが最後の登り、短い鉄梯子を登り切れば山頂が見えますよ。此処に来るまで凡そ3時間半。

11時半頃、全員無事に瑞牆山へ到着しました。さ〜て、曇っているけど富士山は見えるかな?

富士山など遠くの山々は見えませんが、山ランチに丁度良い時間なので早速お弁当を開きます。

肌寒い程でもなく冷やし中華は正解かも(^^)女性から差し入れ、煮物・漬物・果物ご馳走様〜

全員揃って記念写真。日本百名山、山梨百名山の瑞牆山、初登頂5名の皆さん、おめでとう!

山頂から眺める大ヤスリ岩、幾度見ても凄い存在感。あの岩峰下にあるルートを登って来ました。

山大好きなのに高所恐怖症でビビって崖に近寄れないって云う仲間もいましたね (*v.v)。ハズカシ

50分程の昼食休憩を終えて下山を開始しました。下りは登り以上に危険、注意して行きましょう。

大ヤスリ岩の根元を過ぎた辺りかな?登山道沿いは石楠花が開花時期を迎えていて、とても綺麗。

段差が大きいから女性会員には結構キツイと思うのですが、皆さん上手に下っている様です。

桃太郎岩の手前、崩落地の場所まで戻りました。厳しい下りが続いて、既に脚はガクガク…

天鳥川の手前で休憩を入れると女性群はお花摘。どんなお花が咲いていたのかな? (*^.^*)ゞ テヘ

下りではお喋りしていた彼女達、登り返しになると口を閉ざし沈黙の時間が流れます ('〜`)ヤレヤレ

厳しい山道も終わって富士見平小屋に戻りました。後40分程下って行けば駐車場に到着できそう。

この季節ミツバツツジや石楠花も咲いていて真夏とは又、違った素晴らしい瑞牆山の登山でした。

富士見平林道の交差点を通過する辺りから小雨がパラついたけど無事、駐車場に到着です。

登山途中で見掛けた花達、トウゴクミツバツツジ・キバナコマノツメ・石楠花・スミレなど。

帰路、南佐久の八峰(ヤッホー)の湯で温泉入浴、横川SAで夕食済ませ矢板へ。皆さんお疲れ様〜

(レポート作成:荒田)
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