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   歩こう会・有志会で計画した「大真名子山」、残念ながら日頃からご一緒して頂ける仲間達が、体調不良などの理由もあって参加したのは僅か二人だけ… 些か寂しい状況でしたが、これ以上季節が進むと雪の心配も出てくるので予定通り決行しました。 今回、登ったのは「栃木百名山・完全踏破達成」を目論んでいる松本・荒田の二人という事ですけど(苦笑)

志津林道より眺めた「小真名子山、大真名子山」


2017年11月6日(月) 「大真名子山」山頂 登頂者 2名




朝7:40 梵字飯場跡の駐車場に到着しました。もっと寒いかと思ったけど、それ程でもないね。

登山準備を終え出発。登山口「志津乗越」までは片道5km程の長い林道を歩く事になります。

昔は「志津乗越」まで車で入れたんだけどなぁ… 今は自然環境保全の関係でハイカーは歩きます。

「大真名子山」が見えてきた〜 松本さん、何時ものポーズ「今から行くぞ〜 待ってろよ!」

左手方向に去年10月登った「太郎山」の雄姿。あの山も展望が良かったね。今日は如何かな?

太郎山・志津分岐を出発してから40分で通過、コースタイム50分だからマズマズのペース。

「志津乗越(志津峠)」は1時間10分程で到着〜 此処が本来の「大真名子山」登山口になります。

歩いてきた志津林道の向うに「太郎山」天気予報は終日快晴、風速7m程の予報だけど無風です。

何時も眺めている「男体山」と違い、志津峠側で見ると男体山とは思えない形をしていますね。

今日、栃百で最後の登頂になる「大真名子山」は意外となだらかに見える山容。

志津峠の広場で水分補給など少し休憩しました。それではそろそろ登り始めましょうか。

熊笹の中に続く登山道を5分程も進めば「守久霊神碑」が建っていました。

更に5分程で「八海山神像」がある少し開けた所に出ます。此処が山頂への一合目らしい。

左手に三基の霊神碑、弘要霊神・弘徳霊神・和真霊神の碑が並んで建てられています。

右手の大岩上には八海山神の大頭羅多神主の銅像が空を見つめ睨みを効かしているようです。

一合目を過ぎると急登の連続で15分毎に休憩、歳かなぁ…と。 p(*^-^*)q がんばっ♪

休憩で呼吸を整えながら振り返って見ると、樹間から「男体山」の中腹〜山頂部が覗いています。

急登は緩まることなく続くので結構キツイです。その分、帰りの下りはラクだろうけど・・・

気温も上がってきていますが、小さな氷柱が残っていました。キツイ登りだけど癒されますね〜

最初に出合った鉄製ハシゴ、此処まで登って来ると山頂も近いかなぁと思ったのですが…

鉄ハシゴの先を回り込んで行くと、一気に展望が開けました〜「奥白根山」も良く見えています。

少しズームして「奥白根山」その右下に金精道路や日光湯元スキー場のスロープも確認できます。

勿論、目の前にはドーンと「男体山」が鎮座して素晴らしい展望が広がっています。

その先へ進むと、いよいよ頂上直下、クサリ場が出現しました。「千鳥返し」っていう要衝らしい。

丁度11時「大真名子山」山頂に到着しました。大真名子山神社の祠がお出迎えしてくれます。

山頂名板と大真名子山御神体の味耜高彦根命像が祀られています。

松本、荒田両名が同時に栃木百名山を完全踏破! 歩こう会では三人が達成です。 (*^-゚)vィェィ♪

山頂での眺望を思う存分楽しみます。「奥白根山」も冬支度で山頂辺りは雪を纏っている様です。

隣には「太郎山」、その後ろに双耳峰の「燧ヶ岳」も見えています。絶景を二人で楽しみます。

遠く冠雪した「朝日・飯豊連峰」の山々も確認。素晴らしい景色に溜息が出そうです。

更に右側へ目をやると「帝釈山〜女峰山〜赤薙山」この山々を登った事も思い出しながら眺めました。

20分ほど山頂での大展望を楽しんだ後、お昼にします。寒くはないけどアツアツ「鍋焼うどん」

今日に合わせ準備しておいた栃百完登の横断幕を手に、二人揃って完全踏破記念の一枚(^^)

目標達成の満足感も得たので、正午丁度に下山を開始、怪我などせぬよう慎重に下りましょう。

登りで厳しかった「千鳥返し」は横にあるハシゴを使うと無理せず安心して下れました。

山頂からは下り一方、急いでいないけれど途中で休憩入れても下山するのはメチャ早いですね。

下り出して八海山神像のある1合目まで1時間弱、予想していた所要時間を大幅に短縮しています。

志津峠へ13時過ぎに到着、2時間を要した登りに対し、約半分の1時間程度で下山できました。

登山口へ戻って栃木百名山完全踏破を果たし笑顔の「やったぜ!下山完了〜」ポーズ。

志津峠でリュックを下ろし一息入れてから志津林道を辿り梵字飯場跡の駐車場へ戻ります。

太郎山・志峠分岐を通過します。平坦で歩き易いけど、この長い林道は疲れた脚に堪えますねぇ。

影も長く伸び、陽も少し傾いたかな?晩秋と云うより初冬の装いを感じる落葉したカラマツ林。

14時過ぎ 駐車場の車止めゲートへ戻りました。往復13km、6時間半の山旅も無事終了です。

(レポート作成:荒田)
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