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《 歩こう会 5月度・有志会 》


 歩こう会5月度の有志例会は足尾山塊の最深部に位置する花と展望の山、袈裟丸山(標高1,878m)を 登ってきました。
「袈裟丸山」は栃木県日光市・群馬県沼田市と群馬県みどり市にまたがる火山であり、複数ある前袈裟丸山・中袈裟丸山・後袈裟丸山・奥袈裟丸山・法師岳の総称。一般には前袈裟丸山がこう呼ばれています。 春先から初夏にかけて、アカヤシオ、レンゲツツジ、ヤマツツジ等の花が群生する花の山として親しまれており、また尾根道からは、赤城山や袈裟丸連峰を眺めることが出来る高展望の山です。


小丸山からの袈裟丸連峰

2017年5月9日(火) 袈裟丸山 参加者 5名




矢板から折場登山口へ1.5時間で到着、駐車場も 広くトイレあり、休憩所横で登山準備を始めます。

沢から誘引しているらしい水場や、周辺の案内板も充実している登山口。人気ある山の様ですョ。

皆さん「関東ふれあいの道」を確認しています。 松本顧問は後方の登山ポストで登山届を記入中。

この山、歩行距離も長く必要時間もソコソコ掛かるらしいけど… それでは行ってみましょうか。

展望開けた笹原に出るとアカヤシオ咲いている〜 天気良ければ綺麗なのに、今日は曇り予報です。

笹原斜面が広がる「弓の手コース」と呼ばれる登山道、先程カップルに軽く抜かれたぁ (゚ρ`)ァー

振り返ると「赤城山」も見えていますが、残念な がらクッキリとした姿を現わしてくれませんね。

登山口からずーっと登りが続いています。此処をひと登りしたら尾根筋の稜線に出るのかなぁ?

急な登りも一段落し、平坦な登山道になりました。 ダケカンバとアカヤシオの先には「袈裟丸山」。

この山のアカヤシオはピンク色の濃淡があってとても綺麗。此れからが見頃の様子でしたね。

「賽の河原」手前の展望台に到着〜 進行方向に 見える緩いピークが此れから向かう「小丸山」。

此処かな「賽の河原」って? 岩に石積み一杯。冥途への三途の川はマダマダ先の話しです(^w^)

未だ蕾の木も多かったけれど「賽の河原」を過ぎ た辺りにあるアカヤシオは満開で綺麗でした。

多少起伏はあるけれど、登山道は良く整備されていて踏み跡もクッキリ、歩き易いルートです。

最近の物と思えるクマの爪痕、木の幹にクッキリ。 熊出没注意の看板が真実味を帯びて来た w(゚ロ゚)w

登山道脇には剥き出しの大岩も多いです。この山が「火山」って事、すっかり忘れていたけれど…

進むにつれ、登山道近くには残雪も少しずつ出て 来ました。標高も1600m位だから当たり前?

展望の良い「小丸山(小袈裟)」に着いた様です。ツツジ類を楽しむ為に登って来る方も多い様子。

小丸山の山頂から見た「袈裟丸山」方面、どれが 「前袈裟丸山」ですかねぇ?未だ良く判らんけど。

小丸山を過ぎた先にあるカマボコ型の避難小屋、仲間たちドアを開けて結構綺麗で泊れそうって。

進む方向で目指す「袈裟丸山」を漸くロックオン。 もっと尖がってる山かと思ったら意外となだらか。

位置関係と山の形で「皇海山・鋸山」は直ぐ判明右奥で冠雪している山って「日光白根山」かな?、

いよいよ「袈裟丸山」本体へ取り付きます。この 辺りからは徐々に厳しい登りになってきました。

「弓の手コース」途中で抜かれたカップルと再度の出会い。やっぱり若いね、もう下りて来た〜

山頂手前は傾斜も緩やかな笹原地帯になりました。 GPS上では、後300m程で山頂に到着見込み。

午前10時半、山頂に到着〜〜 昼食にしました。この時期に「冷し中華」の梅原さん、早過ぎ(笑)

昼食後、暫し山頂からの展望を楽しみます。残念 ながら、少し霞んでいますが此方は「谷川岳」。

その右側に目を移すと、こっちは「上州武尊山」、まだまだ残雪一杯で、日本百名山の貫録充分。

松本さんが栃木百名山83座目、荒田が84座目 の踏破となりました。勿論、中村さんは消化済。

山頂で50分程の昼食と休憩を終え下山開始です。帰りも気を緩めず慎重に下って行きましょう。

前方に見える「小丸山」から右に連なる峰を延々 と登山口まで戻るのは距離もあって大変そう。

途中の残雪歩きは短い距離だったけど、久し振りに雪の感触を感じながらも然程苦労せずに通過。

避難小屋まで戻り「小丸山」への登り返しを控え 疲れた脚を癒すため、10分ほど座って休憩。

此処に座って休んでいる限り前へ進まないから、少し重い腰をあげて、さぁ行きましょう(苦笑)

往路と違い帰りの登りは辛いです。特に風邪気味 で体調良くない荒田は喘ぎながら後を追います。

何とか「小丸山」に戻りました。蕾のアカヤシオ越しに先程まで居た「袈裟丸山」を眺めました。

岩に石積みされた箇所、「賽の河原」と違うけど 同じ様な雰囲気の場所が2ヶ所程ありました。

振り返って、あの「前袈裟丸山」を登って来たんだね〜って、皆さん揃って眺めている様子。

「賽の河原」に戻り、リュックを降ろして大休止。 此処から先は登り返しなく、下る一方 ヤッター!(^.^) 

下山は登りに比べりゃ楽ですが、此処へ戻るまで10km以上歩いているので流石に疲れた〜

「弓の手コース」からの「袈裟丸山」もそろそろ 見納め、なかなか楽しい登山コースでしたね。

笹原の登山道を離れると、折場登山口まで残す所700m程、アカヤシオが見送ってくれました。

約8時間の登山を終えて全員、無事下山しました。 栃百踏破を目指す二人に付き合ってくれて有難う。

帰路、日光の「ヤシオの湯」に立ち寄りました。 入浴後のビールと蕎麦は何時も通りです(^^)/

(レポート作成:荒田)
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