⇒過去のトレッキング集へ

《 歩こう会 10月度・有志会 》


 9月中旬に計画していた日光「太郎山」への「歩こう会有志会」は、雨天続きで10月1日に一旦延期、更にその日も雨予報で10月7日に再度延期して漸く実施の運びとなりました。 「太郎山」は男体山の北方向に位置し、日光火山群に属する溶岩円頂丘(石英安山岩)の山。この山頂からは360度の好展望が得られます。山頂部の西面は大きく崩壊し、小太郎(西峰)との稜線はやせた岩稜となって、アルペン的な気分も味わえます。また、この付近は夏にはハクサンフウロ、ウスユキソウ、ホソバイワベンケイなどの高山植物が咲き誇り、東から南にかけて女峰山、小真名子山、大真名子山、大きく男体山が、南西方向眼下に中禅寺湖や戦場ヶ原、西方に白根山そして北方には尾瀬の燧ヶ岳なども見ることができます。


2016年10月7日(金)「太郎山」山頂 参加者5名





奥鬼怒林道の山王峠傍にある太郎山(山王帽子山)登山口に到着、路肩駐車して早速登山の準備。

登山口案内表示板は小さいね〜此処から登ります。笹原で脚が濡れるかも?とスパッツ付けました。

登りだして約40分、今年は夏の天気が悪く殆ど歩けてないので、久し振りの登山はシンドイわ〜

好天になった今日の登山、青空も見えてイイ気分です。山頂での展望も期待が持てそうな感じ。

太郎山へ向かうには先ず山王帽子山を登りきって、その後、小太郎山を経由してのルートになります。

最初のピーク、山王帽子山に到着、今回参加の全員が揃って最初の記念写真に収まります。

展望が効く山頂横の斜面からは、霞んでいるけど雲の上に頭を出している「富士山」見えました。

山王帽子山の同じ位置から見える男体山。コースタイム通りに登れているので、此処で5分程休憩。

山頂から西方には立ち枯れの樹幹から日光白根山の頂上部分や金精山方面も望めました。

山王帽子山からは一旦下ります。前方、小太郎山の斜面は所々に紅葉した木々が見られますね。

山王帽子山と小太郎山稜線の鞍部に到着。この先の登りかえしに備え、此処でも小休憩をとりました。

いよいよ小太郎山へ向け登りかえし。最初は然程急ではないけど、徐々に斜度が増してきました。

程なく「ハガタテ薙分岐」に到達〜 今はハガタテ薙を通過して来るルートは崖崩れで通行不能。

通過して来た山王帽子山の標高2,077mと同じくらいまで漸く高度を回復した感じですね。

小太郎山の手前、木の根っこが張り出して足場の悪い登山道が少しの距離だけどありました。

富士山が見えた右横方向、雲の上にうっすら見える山並みは距離からして中央アルプスかなぁ?
幾分高度も上げたので北の方角には双耳峰が特徴の「燧ヶ岳」も良く見える様になってきました。

今日の様に天気がイイと気持ちよく登れますね!この先ピークに登れば小太郎山の山頂でしょう。

小太郎山に到着!展望の開けた山ですよ。近くの小真名子山・大真名子山・男体山が目の前に。

男体山の右横に中禅寺湖、戦場ヶ原・小田代ヶ原なども見えて素晴らしい景観が楽しめました。

背中に聳える太郎山へは、この小太郎山より30分くらいで行ける様です。此処でも記念に一枚。

痩せ尾根の途中に剣ヶ峰と書かれた道標があって皆さんは既にそのピークを通過した模様です。

剣ヶ峰を巻いて岩場を登攀する前川さん、真っ青な空に吸い込まれそうな雰囲気の登山道でした。

痩せ尾根を楽々通過してくる鈴木さんと中村さん、ルートは狭いけど危険を感じる事はなかったな。

剣ヶ峰の先にある太郎山山頂は直ぐ其処の様です。さーて、最後のひと登り皆さん、頑張っていこー

と云っても直登連続では息が続かず、途中で呼吸を整えながら振り返って景色も楽しみます。

太郎山のピークが近付くと右手下側に開けた平地「お花畑」が見えました。花の時期に来たいね。

山頂一歩手前の道標、今回は同じルートを戻りますが「新薙・三本松方面」へ下山もできる様です。

丁度、正午過ぎに予定通り太郎山へ到着しました。ソコソコ広い山頂で、山銘板横に祠もありました。

適当な場所に陣取って、早速お弁当を開きます。展望を楽しみながらの昼メシは美味いね(^^)

30分程前から上空にヘリが飛来、男体山を中心に何度も旋回しています。事故?じゃなさそう。

太郎山からの展望、先程通過して来た小太郎山の向こうに中禅寺湖が光っていました。

左手方面から女峰山〜小名真子山〜大名真子山の山並み。来年は未踏の名真子山も登りたいです。

お昼も過ぎると男体山の裏側に少し雲が掛かり出しました。山は早朝出発で早めに下山が基本かな。

山頂でユックリしたい所ですが秋の夕暮れは思いの他、早く訪れるので記念写真を残し下山します。

30分程の昼食休憩を終え、元来た道を戻ります。皆さん、急いでいる訳じゃないけど下りは早いな。

この先、痩せ尾根・剣ヶ峰を通過して小太郎山へ戻り下り切ったら山王帽子山が待っていますよ。

今年は秋の訪れが遅い様で、この山も紅葉・黄葉が本格的に色付くのは此れからでしょうかねぇ。

疲れが出てきて下山のペースが落ちて来たけれど、ハガタテ薙の分岐まであと15分くらいでしょう。

マダマダ距離はありますョ。目の前の山王帽子山をもう一度、越えて行かなきゃ帰れません(笑)

登りかえして一つピークを越えたけれど、行く先には未だもう一つ山王帽子山頂が待っています。

15時10分頃、漸く山王帽子山に戻りました。此処からは下る一方ですが、気を抜かない様に。

やっと登山口が見えました。久し振りに疲れた〜休憩を含めて約8時間20分の山歩きでした。

皆さん、お疲れさまでした・・・帰着が少し遅くなったので、今夕は温泉入浴せず帰ります。

( レポート作成: 荒田 )      

⇒ ⇒ ⇒ 前回の活動へ 

支部HP  歩こう会