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≪ 奥穂高岳の山頂より槍ヶ岳を望む≫


2016年8月6日(土)「奥穂高岳」山頂 参加者4名



◆トレッキング順路





上高地バスターミナルから出発。2年前に知り会ったKG嬢と今回は最初から行動を共にします。

登山前、お決まりの河童橋で出発前の一枚です。若い女性一緒だと爺達も顔が弛むね (o^-^o) ウフッ

今日は横尾山荘までの予定、時間が十分あるので明神橋を渡って明神池へ立ち寄りました。

毎年の様に訪れている明神池ですが・・・同行のKG嬢、此処は初めてと云うことなので寄り道。

井上靖の山岳小説「氷壁」の舞台で有名な徳沢園、此処数年の間に幾度立ち寄った事でしょう。

名物ソフトクリームは外せません ρ(^0^ )ハイッ!女性は兎も角、ジイジ達もスイーツ大好き(笑)

午後4時前には横尾山荘。掲示板には7月〜今日まで穂高・槍の山域で4名が滑落等で死亡とか。

ひとっ風呂浴びてサッパリ、その後、お酒飲んで寛いぎ明日に備えます。5時半過ぎには夕食です。

さて2日目の朝6時、朝食も済ませ清々しい空気の中を穂高岳山荘へ向けてスタートします。

2年前と丸っきり同じ面子、同じ場所で記念撮影。参加予定の鈴木さん、体調不良で直前脱落は残念!

本谷橋へ向かう途中、前方を見上げると青空の中に北穂高岳山頂と北穂高小屋が見え出しました。

本谷橋に到着〜 皆さん此処で休憩する様ですね。我々パーティーも橋を渡り10分程木陰で休憩。

Sガレ手前の崩落地「休まず進め」の標識あって、落石危険度の高い場所。停まらず通過します。

漸く涸沢カールが見え出しました。懐かしい〜でも、見えてから涸沢までが遠いんだよなぁ…

涸沢小屋・涸沢ヒュッテの分岐を通過します。今回は涸沢ヒュッテ経由でザイテングラードへ。

涸沢ヒュッテに到着、後ろに聳える前穂〜奥穂〜涸沢岳を眺めながらヒュッテのテラスで休憩。

テラスから眺めた涸沢のテン場。涸沢小屋の右側には2年前辿った北穂高岳へのルート見えます。

30分弱の休憩を終え、厳しいと云われるザイテングラードへは石畳を一旦下って向かうようです。

カラフルなテントが点在するテン場の横を通過中。登りだす前は余力もあって全員マダマダ元気!

涸沢ヒュッテからカールを登って行くと、涸沢小屋からの登山ルートと合流しました。

ザイテングラードへ入る前の取っ掛かりで休憩。キツイらしいから息を整えて登りましょう。

大きな岩が点在するルート途中には、短いけれど鉄ハシゴもありました。雨の時は助かるね・・・

小屋も目と鼻の先、もう少し・・・が中々近づかないなぁ… 腹も減って来た p(´∇`)q ファイトォ~♪

穂高岳山荘まで登りきりましたぁ〜 キツカッタとベソ掻く“振り”する彼女って可愛いやん(笑)

涸沢岳は登る予定だったけど、ガスが湧いてきたので「展望がないんじゃなぁ」と呑み会に。

宿泊客多いため、2順目に小屋の夕食を頂きます。布団は一人一枚だったから未だ良かったですけど。

日が変わり3日目に突入、朝食前に小屋前のテラスに出て、常念岳方面からのご来光を眺めます。

出発時間帯になると雲ひとつない素晴らしい青空。最高の3000m級 稜線歩きができそうです。

穂高山荘からは厳しい登り、無理せず安全第一で。天を衝く様なハシゴはM本隊長を先頭に登ります。

少し登ると、笠ヶ岳も雄大な山容を見せてくれ、北アルプスらしい見事な景色が堪能できます。

全員が奥穂高岳へは2度目の登頂 ヤッタネッ!v(^^*)近くにいた男性と写真を交互に撮りあいました。

山頂横で三脚をセット、槍ヶ岳背中に記念写真。お互い頑張って無事登頂への健闘を称え合い。

山頂で暫し休憩、此処でしか観ることの出来ない槍ヶ岳、北穂高岳、涸沢岳の景観を楽しみます。

さぁ、この先は松本隊長が憧れていた「吊り尾根歩き」を漸く実現する番ですョ。楽しんでね〜

吊り尾根から左手を見降ろすと涸沢カールには小屋とヒュッテが遥か彼方に小さく見えています。

前穂高を眺めてのトレッキング、エエなぁ。でも、岳沢と涸沢を分ける岩壁にある登山道は油断禁物。

岩場好きな荒田・梅原会員、クサリ場などがあると大喜び。此処ってホント楽しいコースです。

去年秋、松本隊長とは別行動で梅原会員と登った西穂高岳も岳沢を挟んでバッチリ見えました。

右手には上高地の左右に霞沢岳と焼岳、その先に乗鞍岳、更に奥には御嶽山が見えています。

紀美子平手前の休憩ポイントで奥穂高岳を背景に全員揃って、此処でも想い出の一枚を残しました。

2時間ほどの「吊り尾根」歩きを満喫、紀美子平に到着。前穂高岳へ「いくぜ〜!」と松本会長。

大抵のハイカーはリュックをデポし、カメラ程度しか持たず空身で前穂高山頂へ向かっています。

登り始めて少し、山頂へ到着する手前でヘリの音。休日だし小屋への物資輸送でもなさそうですが…

何処かと思えば奥穂高岳の山頂上でホバリング中。何か事故でもあったのかな? 無事なら良いけど。

前穂高岳 山頂! 松本会長、KG嬢は初登頂です。近くにいた方に記念写真はお願いしました。

10分程、山頂での眺望を楽しんで下山する仲間達を振り返ると綺麗な青空と雲、気持ちイイ〜

紀美子平に戻って行動食を摂ったりし、暫し休憩。この後、下りの難関、重太郎新道へ進みます。

クサリ場以外でも急な下りが連続しますねぇ・・・短いハシゴが設置されたポイントを通過します。

2年前は、この様な木枠で組まれた登山道はなく何時の間に整備されていました。ホント有難い。

こんな崩落地ぽいルートってあったかなあ・・・と思いつつ足元、落石に注意しながら通過しました。

垂直に近いハシゴは3つ程あり、最初に出て来るこの鉄ハシゴの長さ・高さは未だ序の口でしたね。

やっと岳沢小屋に到着〜 清涼飲料水で喉を潤し、30分程度休憩したので脚の疲れも少し回復。

岳沢の石がゴロゴロある河原に一旦出ますが、石が熱を帯びていて輻射熱でメッチャ暑いです。

いや〜 岳沢小屋からがダラダラと長く辛かった。全員事故なく無事下山出来ました。ばんざ〜い!

予定より若干時間は掛かりましたが、夕刻5時前に上高地・河童橋の手前へ帰還できました。

上高地のシンボル河童橋を振り返ると、陽も随分 傾いて来た様です。皆さん大変お疲れ様でした。

( レポート作成: 荒田 )      

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