砂利道の長い栗原川林道を1時間程度かけて漸く登山口の皇海橋登山口へ到着です。

林道終点には立派な公衆トイレ。大阪、東京方面から来られた方の車もあり、さすが日本百名山。

登山準備を整えてルート入り口早速歩き出します。今日の山はどんな感じかなぁ・・・楽しみ!

沢沿いに登山コースがあるので、幾度か渡渉を繰り返して高度を少しずつ稼いでいきます。

途中迄は熊笹が刈り払われて歩き易いコースです。全体の行程・時間を意識しながらも時々は休憩。

残雪の残る雪渓が現れました。前川会員が先行し歩き易い場所を探して誘導してくれます。

今回は全員アイゼンを装着していませんが踏み跡シッカリしているので注意して登ればOKです。

雪渓を抜けたと思ったら、思いっきり急な登りになりました。と言う事は鞍部が近いのかな?

予定していた時刻より早く「不動沢のコル」到着。この後に登る「鋸山」を背景に全員で記念撮影。

確かにノコギリの刃の様な山容。右端の一番高いのがピーク(1998m)で、栃木百名山です。

コルで一休みの後、鋸山へ向います。頂上が近づくにつれロープを使う厳しい急登が待っていました。

ルート途中で咲き始めた石楠花がお出迎えです。登って来たハイカーの顔も緩みますね〜。

鋸山の山頂直下は斜度もきつく先行者から落石への注意も必要で、各人距離を置いて登りました。

中村さん、栃木百名山はこれで97座を踏破です。リクエストに応えて“バンザーイ”のポーズ。

登りより下りの方が危険と思える場所もあって松本会長、下山前にザイルを準備しています。

山頂では小腹が空いたのでオニギリ一つ程度の軽食休憩を済ませ次の皇海山へ向かいました。

上から見ていると結構厳しい場所ですけど写真じゃ判らないですねぇ。注意して下りましょ。

「不動沢のコル」に一旦戻り休憩、次は日本百名山・栃木百名山でもある皇海山(2144m)を目指します。

なだらかで開けた場所もあり気持ちの良い登山が出来ます。この先、鬱蒼とした所もあったけど。

山頂手前に「庚申二柱大神」と書かれた“剣”が信仰対象の山として崇められていたのでしょう。

皇海山頂。二度目の昼食?を此処で摂りました。山頂では他のグループの方達とも楽しいお喋り。

山頂での記念写真は後から登って来たグループの方にお願いしました。ありがとうございます。

二つの百名山を踏破して下山しますが、気の緩みなどで滑って転ばないように注意しましょう。

登るとき結構辛かったロープ場も、流石に下りはラクチンでペースも速くドンドン進めます。

雪渓の上では踵で雪面をキックする様な足運びが安全に下降できます。皆さん知ってると思うけど。

葉がクローバーの様なカントウミヤマカタバミがルート沿いにも沢山咲いていました。

随分下って来ました。登山道も緩やかになり歩き易いけれど、沢の石は濡れているので注意。

ルート沿いの至る所に小滝もあり、午後は気温も上がったので涼しさ感じて歩くのは嬉しいなぁ。

登山道も終盤途中で見掛けたミツバツツジです。色鮮やかで綺麗でした。

登山口に到着、皆さん思わず「バンザーイ!」。いや〜今日も素晴らしい山歩きの一日でした。

帰り道「水芭蕉・わたすげの湯」に立ち寄り入浴。湯上りの一杯、これ堪らん。梅原さんゴメンね。

もう夕刻6時前、地元の「手打ち蕎麦」の味は如何?お値段高めだけどまぁ美味けりゃイイか。

< レポート作成: 荒田 >    


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