平成21年 2月10日掲載
岩村  博
         糖尿病のはなし(健康保険組合から)


 血糖値の上昇はメタボリックシンドローム該当条件の1つでもあります。
糖尿病には、1型 糖尿病と2型糖尿病等があります、2型はインスリン分泌量が低下して起こるものと、インスリン 作用をあまり感じなくなりブドウ糖がうまく取り入れられなくなって起こるものがあります。

この2型は食事など生活習慣が関係している場合が多く、日本の糖尿病の95%以上はこのタイプ です。糖尿病になっても直ちに生活に支障があるわけではないので、長期間気がつかないこと がよくあります。糖尿病の症状としてはのどの乾き、尿の量・回数が増えたり、全身がだるい 疲れやすい等があります。

 メタボリックシンドローム予備軍の方でこのような兆候を自覚されたら、糖尿病を疑ってみ ましょう。糖尿病が恐ろしいのは、糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症・糖尿病性神経障害等の 合併症です。 合併症は糖尿病が発病したらすぐに発症するわけではないので、メタボリック シンドロームに該当する糖尿病であれば、治療はまず減量特にウエストの減少です。

内臓脂肪が減ると血糖値を下げるインスリンの働きがよくなり、糖尿病が改善します。 メタボリックシンドロームは糖尿病になっても念入りに地道な治療を続けて、血糖値を安定さ せれば合併症を引き起こすことはありません。そのため糖尿病の食事療法と運動療法を続けて 行うことが効果的です。特に食事療法が重要です。

・食品はまんべんなく色々食べる、朝・昼・夕食の量を均等にして規則正しく食べる、野菜類 を毎食しっかりとる。

・ゆっくり噛み、腹八分目に、脂肪の多い食品や油の多い料理は控える、塩分は控えましょう。

                                    以上

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