平成22年3月10日掲載

     今年もつらいスギやヒノキの花粉の季節!!

 環境省は、今年のスギ・ヒノキ花粉の最新の飛散予測を発表、総飛散量は全国的に昨シーズより少ない見通し、飛散開始は、東日本と北日本が例年より1週間ほど早く、西日本ではやや遅くなるという。

 日本人の5人に1人が悩まされているという花粉症は、まさに国民病。喉がむずがゆくなったり、涙がとまらなくなったり、鼻がぐずぐずしたり、熱っぽくなったりーーー。 このツラサ、うっとうしさといったら、日常生活にも支障をきたしかねないほど。 最近はかなり良くなったとはいえ、薬を飲むと眠気を催すなどの副作用もこまりものです。

  花粉症はその名前の示すとおり植物の花粉が原因になって、くしゃみや鼻水などのアレルギー症状が引き起こされる病気。春一番の吹く頃から4月頃にかけて多量に飛散するスギ花粉が有名ですが、スギ花粉が収まりかける頃に続けてヒノキの花粉が飛び始め、最近ではその両方に悩まされる人も増えています。さらに夏から秋にかけてはブタクサ、ヨモギなど、ほぼ年間を通してアレルゲンになる花粉は飛んでいるのです。

 ツライ花粉症を少しでも軽くするためには、原因となる花粉を体の中に入れないようにすることが大切です。まずはこまめな掃除花粉が家の中に入らないようにすること、花粉情報をチェックして、花粉の多い日はできるだけ窓を開けない、洗濯物は外に干さないなどの予防策を講じたいものです。

 花粉の飛散量と症状の関係を調べると、花粉が少ないときでも症状が悪化すことがあります。 その原因は「乾燥」と「寒さ」です。 人の鼻の中には繊毛があり、そのおかげで異物が入ってきてもすぐに外に出してくれます。ところが冬の乾燥した冷たい空気に鼻がさらされたりすると、繊毛がはがれて粘膜があらわになってしまいます。この状態で粘膜に花粉がつけば、細胞間隙を伝わってたちまち粘膜の中に吸収され、鼻水や鼻詰まりなどの症状が起きるのです。 こうなると、いくら薬を飲んでもなかなか改善しないもの、乾燥と冷気から粘膜を守るためには、マスクの利用は有効です。

 どうして花粉症は起きるの? 花粉症は、花粉症の体質を持っている人が花粉に接することで症状が現れます。メカニズムとしては、花粉に接すると体の中で「インターロイキン4」という化学物質によって、外部から進入してきた物質に対抗する「抗体」が作られます。「抗体」が体内に蓄えられえて一定量に達したときに、あらためて花粉に接すると、抗体と花粉のタンパク質(抗原)が反応して「抗原抗体反応」を起こします。すると「インターロイキン5」という化学物質によって、ヒスタミンなどが分泌され、鼻水や鼻詰まり、目のかゆみなどの症状が現れるのです。

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