タイトル
平成19年9月11日掲載


      越中八尾「おわら風の盆」のツアーに参加!!


 9月1日(土)深夜までみる「おわらの踊り」のツアーに参加しました。
数年前に一度「おわら風の盆」のツアーに参加しましたが当日に雨が降り、
「おわら踊り」をみることが出来なかったので再度ツアーに参加しました。

おわら踊りは楽器や衣装を保護する目的で、少量の雨でも踊りが中止にな
ります。今回も前日までの予報では雨50%でまたまた、おわらの踊りは
中止かなと残念な気持ちで出発、しかし当日はなんとか雨は降らず2度目
の参加でおわらの踊りをみることが出来ました。

「おわら風の盆」、八尾が誇る民謡「おわら」は300年余りの歴史を持
ち叙情豊かで気品高く、哀調の中に優雅さが漂う詩的な唄と踊りです。
元禄15年に祝いとして、俗謡・浄瑠璃・俄・その他仮装行列・芝居や三味線
・太鼓・尺八などもにぎやかに、八尾の人々総出で町内を練り廻ったことが
「おわら」の始まりと言われています。その後、二百十日の風を始め、五穀
豊穣を祈る行事に変わり、いつしか「風の盆」と呼ばれるようになりました。

毎年9月1・2・3日は全町が数千のぼんぼり・まん灯・まん幕で飾られ、
老若男女が揃いの法被や浴衣姿に編笠をつけ、三味線や胡弓の音にあわせて
唄い踊り歩きます。地方(じかた)と言われる歌い手や楽器、艶やかな踊り
の踊り手、そして石畳や白壁の古い町並み、おわら風の盆は雰囲気を楽しむ
行事と言えるものです。

9月1・2・3日の3日間だけで30万人近くの人が見物に集まります。
通常観光客のために午後3時から11時まで行われている各町内の踊り場を
みるのがほとんどです。深夜の時間帯におわらの本当の姿を垣間みるという
のが今回のツアーでのテーマでした。

深夜はスケジュールが決まった演舞はなく、各町内の踊り子たちが任意で町
内を流したり、輪踊りを披露したりします。八尾の人々は「おわら」を心か
ら愛し、そして楽しんでいます、「おわら」は八尾に暮す人々が大切に守り
育んできた民謡行事であり、町民の生命ともいうべき特別な存在です。
                                                          
                                  
                                以上