栃木工場操業当時の人達が広島・大阪・奈良・群馬・東京からと栃木在住者を 含め総勢三十六名が集まり、「綾小路きみまろの『あれから四十年』」ではありませんが、 ピカピカ輝いていた青春時代に戻り懐かしく楽しい一夜を過ごしました。
四十数年ぶりの出会いだったので最初のうちは顔と名前が一致しなくて戸惑い 気味でしたが、そのうちだんだん昔の面影を思い出しすっかり意気投合・・・
栃木工場が稼働してから四十六年、操業当時シャーシ手配線工程で若い 女性がズラッと並んで作業していた光景を思い浮かべます。（その後プリント基板方式 となり、シャーシの外製化が進み、そのような社内作業はなくなりましたが・・・）
カラーテレビ(ＣＴＶ)は真空管式(その後ハイブリッド式〜トランジスター式〜液晶テレビと移り変わった)。 生産品目はＣＴＶに加えＶＴＲ、ビューカムが加わり、その後海外生産に移管して国内生産が大幅減少と なったなど変遷の激しい時期でもありました。
また、幾多の経済危機（ニクソンショック、オイルショック等）で生産調整に見舞われ、その都度多くの人達の 移動があり、やむなく事業部外へ移った方も多くおられました。
今回特別に実施いただいた工場見学は社友会栃木支部の協力で会社の窓口に繋いでいただき、事業本部の 暖かい受け入れの中、遠方から来られた方及び栃木在住者の計十四名が参加しました。
同工場では大型液晶テレビを最新の自動機械で海外生産に負けぬ生産体制を取っており感動しました。 工場の中は非常にきれいで静かです。昔の工場とは大変な変わりようですが、そこかしこに四十六年前の面 影が残っており「この辺に配線工程や調整工程、仕上げ工程があったなあ・・・」と皆さん口々に昔を思い だし喜んでいました。
今回の集まりは工場立ち上げ時、一緒に働いていた方から「皆が歳を取ってきたので、元気に動けるうちに昔の仲間の集まる機 会を作ってほしい」との声があがり会社で定年まで過ごされた方、転職された方の集まりになりました。
十日の夜は皆が二十歳代の若さに戻り、呑んで話して一晩大いに楽しみ、翌日は希望するグループで那須岳登山、日光紅葉狩 りに出かけました。
その後の便りで今後もこのような会を又開いてほしいとの声が絶えません。残念ながら関係する全ての方々に お声掛けできなかった点については深くお詫び致します。
以下は楽しいひと時を過ごした思い出の写真です。
