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千畳敷カール : 全員そろって記念撮影 参加者26名


■第87回 定例会:平成25年7月22日(月)〜23(火)


  木曽駒ヶ岳は 南北約80kmに連なる中央アルプスの最高峰で、すぐ南側には鋭角にそびえる

宝剣岳が接し、その南東面には氷河地形の千畳敷カールが広がっています。

夏のこの時期には高山植物の可憐な花々が咲き競う雲上の別天地のようで訪れる私たち登山者を

楽しませてくれる素晴らしいところです。

 山麓の菅の台バスターミナルから許可車両だけが通行できる急坂の自動車道をバスで凡そ30分

程走り、しらび平からは駒ヶ岳ロープウェイで標高2,612m日本最高所駅の千畳敷駅まで7分という

短時間で憧れの千畳敷カールに到達できました。


トレッキングは千畳敷からのスタートで、記念写真撮影のあと抜けるような青空の広がる中を歩き

始めましたが岩のゴロゴロとした急な八丁坂にさしかかる頃には早くもガスが出始め、稜線の乗越

浄土へ登った時には視界が極めて悪くなる状態に天候は変わりだしました。

視界不良もあり方向を見誤って宝剣岳方面の登山コースを辿ったグループや体力的に駒ヶ岳登頂は

無理と判断したグループなど、1グループが何時しか3パーティに分かれてしまう状況になって

しまいました。予定ルート通りに進んだ10名が駒ヶ岳登頂を果たした正午頃 ガスが雨に変わったため

これ以上山頂で後続組を待つことは危険との判断から、各グループ間で携帯電話連絡を取り合って

最寄りの山小屋などで昼食を済ませ早々に下山する事になりました。




◇往   路: 矢板発4:00 ⇒ 波志江SA ⇒ 姥捨SA ⇒ 駒ヶ根IC ⇒ 菅の平BT ⇒ しらび平駅 ⇒

         千畳敷駅 9:25 

◇トレッキング: 9:30〜14:30(千畳敷カール〜宝剣山荘〜中岳〜木曽駒ヶ岳〜中岳〜千畳敷カール)

◇復   路: 千畳敷駅 15:00 ⇒ しらび平駅 ⇒ 昼神温泉グランドホテル 17:00 (一泊)

         ≪二日目≫ 昼神温泉8:30 ⇒ 妻籠宿散策 ⇒ 寝覚ノ床 ⇒ 木曽福島 ⇒ 矢板着19:50




◇歩行時間: 5時間(昼食含む)

◇歩行距離: 3.6km

◇トレッキング順路:

 @ 千畳敷カール  9:30

   ↓

 A 宝剣山荘    10:45

   ↓

 B 中岳      11:10

   ↓

 C駒ヶ岳山頂  11:40

   ↓

 D駒ヶ岳頂上山荘 12:25
  (各グループ毎に 昼食)

   ↓

 E中岳      12:50

   ↓

 F宝剣山荘    13:15

   ↓

 G千畳敷カール  14:30






≪千畳敷近辺で見掛けた高山植物たち≫
(★ 下記写真は拡大版も見られます。)

ミヤマクロユリ シナノキンバイ  ハクサンイチゲ
ショウジョウバカマ コバイケイソウ ヨツバシオガマ クモマスミレ


一日目の行動計画等についてバス車中で説明。
配布された資料は旅の思い出にもなります。


早朝4時の出発にもかかわらず皆さん元気です
居眠りしている人、少なかったですね


ロープウエイに直結の「しらび平駅」に乗合バスで到着

殆ど待たず61人乗りロープウエイに全員が一緒に乗れました。
ラッキー! 


7分程で到着した千畳敷カール。
中央アルプスに来たって感じ。素晴らしい!


絶好の天気に思わず“Good”のサイン出しする梅原会員

駒ヶ岳神社の横から登山道に入ります。鈴木副会長
皆さんへ何時もの準備運動呼び掛け忘れているよ


ロープウエイ駅舎(ホテル千畳敷)を振り返って
「それじゃ、行ってくるよ〜」って呟いたり


この辺りは皆さん未だ余裕です。
天気崩れないで最後まで楽しませてくださいよ 


八丁坂の手前、これから先がキツそうですな。
徐々に先頭と末尾の距離が開きだしました


一回目の休憩。気温が低いのか汗は掻かないな。
でも、水分補給とか飴玉で元気を回復中


随分上がって来ました。駅舎が小さく見えます。
ハクサンイチゲなど、沢山の花が咲いています


山小屋“宝剣山荘”横を通過、ガスが濃くなって
先頭グループは何処に居るのか見えません 


中岳手前の分岐。中岳は右側へ行きましょう。
左の巻き道は岩場があって危険らしいです


皆さ〜ん、何処へ行った〜 3グループに分断?
後続を待つ間、山頂の様子を撮影しました


山頂に辿り着いたのは10人。雨降ってきたし
昼飯どころじゃないと、会長から下山の指示


駒ヶ岳頂上山荘で雨宿りして昼食中のグループと遭遇。
他グループと電話連絡取りあう松本会長


中岳まで戻って来ました。残念ながら駒ヶ岳の
山頂は次の機会に…の二人。会長、苦笑い


宝剣山荘の横で昼食済ませたグループとも合流。
千畳敷カールに残った二人以外、全員集合です


ガスの濃い登山道を下山します。
今度はコース間違えないように・・・ネ


下りは皆さん、結構早い速度で降りますねぇ。
登りは青息吐息だったのが嘘のよう(笑)


この時点では雨も気にならない状態ですし足元も、
ぬかるんでないけど注意して下りましょ


健脚メンバーは最後尾で下山する仲間のペースに
合わせている様子。チト物足りなかった?


剣ヶ池方面ガスが晴れ少し明るくなって来ました。
「も一度、登るか」なんて冗談も出てたなぁ


剣ヶ池横の広場で「集合写真撮影だよ」と声掛けたけれど、
また雨が降ってきて残念ながらお流れ


ロープウエイ駅舎に戻った途端、本降りの雨に。
麓から上がってくるゴンドラも霞んでいます


ホテルの部屋で寛ぐ男性会員 もうビール飲んでる

女性会員は浴衣に着替え早速 温泉を楽しむ様子

≪ 温泉上がりの美男・美女が勢揃い ≫

大広間で夕食懇親会。先ずは松本会長のご挨拶。
参加者全員がマイクを握って一言…も良かった


美味しい料理に舌鼓。ビールも飲んで話も弾み
和気あいあいの楽しい一時を過ごせました


今回お世話になった昼神温泉グランドホテル

翌朝ホテル傍の朝市に出掛け買い物も楽しかった。
買いすぎて荷物が大幅に増えたメンバーも


妻籠宿「高札」前で現地ガイドの説明に聴き入る
参加者の皆さん。でも、暑かった〜


早い時間帯だったので観光客も少なく古い
宿場町の雰囲気を ゆっくり楽しめました


妻籠宿に続いて木曽八景の「寝覚ノ床」を観光。
二日目の天気、概ね晴れで良かったです


一部メンバーは亀岩の上まで足を運び記念撮影。
観光地での集合写真は残念ながらありません


昼食は「木曽福島」を自由行動で散策 &
昼食となっていたけれど、食べ処が少なく困りました


奇祭「みこしまくり」の神輿。
夜になれば神輿を担ぎ手が縦や横に大きく転がすらしい



 ≪ 定例会を終えての感想など ≫

  総勢26名、体力差や歩行速度の違いなどから一群となって行動することは予想以上に難しいと

 経験したトレッキングでしたが、天候急変時におけるリーダーの適切な状況判断と指示は全員の

 安全を確保する上で非常に大切なこと・・・と再認識させられた今回のトレッキングでした。

 もちろん、誰一人として高所での体調不良(高山病)や怪我などに遭わず無事下山してきたこと

 は言うまでもありません。

  登山後は昼神温泉に投宿して酒を酌み交わし、二日目は周辺の景勝地を散策する中で参加者

 同士の懇親が今迄以上に図れたことは大変有意義だったと思っています。

 定例会では初めて一泊のトレッキングでしたが、参加者の皆さん全員が十分に楽しんで頂けたこと

 と思っています。年一回程度は泊まり掛けでのトレッキングを計画していきたいものですね。


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