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 6月度友志会は友志仲間8人で富士山腹にある秀峰「宝永山(標高2,693m)」のトレッキングを楽しみ、下山後は本栖湖に近い宿に泊まって二日目は久能山東照宮や三保の松原を観光して帰ってきました。
宝永山は江戸時代の宝永4年に大噴火を起こして誕生した富士山最大の側火山ですが、現在は富士宮口五合目から登山道が開かれており比較的容易に登山を楽しめる人気の山となっています。  


富士山腹の巨大な爆裂口横に見える「宝永山」


2022年6月10日(金)「宝永山」山頂 8名参加


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富士宮口五合目に到着しました。富士の山頂方向を見上げると傘雲っぽいのが出ていますね。

ゲートを潜り登山口の標高2400m表示板前で参加者全員が揃い登山開始前の元気な所を一枚。

溶岩質の岩がある登山道を登り始めます。暑くも寒くもなく丁度良い気温なので助かります。

今回メンバーの殆どは富士山登頂済みらしい(凄) 只、宝永山の登山コースは全員が初めてです。

山小屋が前方に見える地点まで登って来ました。畑さん見上げるのは富士山の山頂でしょうか。

六合目にある雲海荘、宝永山荘の横を通過、富士山ルートは冬季閉鎖中で山小屋も閉っています。

宝永山荘の横で小休憩を取りました。進行方向に宝永山の山頂が僅かに顔を覗かせていますね。

小屋の外れにある道標と分岐、左へ行くと富士山への富士宮ルート、我々は直進し宝永遊歩道へ。

六合目から続く宝永遊歩道はやや下り気味の道で確かに登山道というより遊歩道と言う感じです。

第一火口縁と呼ばれる場所に到着、此処から見ると宝永火口の規模は凄く大きいって感じました。

ガスが宝永山を時折隠してしまいますが、ガスの抜けたタイミングで宝永山背景に此処でも一枚。

火口縁から第一火口へ向かって下って行きます。この先、樹木は一切なくなり僅か草のみです。

行った事はないけど月の世界に来たような雰囲気を感じさせる不思議な風景が広がっていました。

途中、歩みを停めて富士山頂方向の第一火口壁上部を眺める皆さん、何が見えるのでしょうか?

火口壁上部の岩は溶岩流の名残でしょうか?時折下側の砂礫スロープへ大きな落石がある様です。

宝永第一火口底には標柱が立っていて2,420mと記されているので山頂まで残り273mです。

高々標高差300m程度と侮った訳ではないけど延々と続くこの登りは予想以上にキツイです。

思わず足が止まっちゃいますね。時間は十分ある筈なので一歩一歩ユックリ登って行きますか。

松本隊長が先頭に立ち仲間を牽引します。先の方に「くの字」に折れ曲がるポイントまで後少し。

火口底から凡そ500mの距離を登って来たので「くの字」屈曲地点では一旦休憩を取ります。

右折してから200m程の距離を更に登り、左折する地点。この先、もう少しで稜線の筈ですよ。

火山性砂礫の登山道はズリズリ滑り苦戦中かな?女性会員の話し声が聞こえなくなりました(笑)

御殿場口登山道七合目から続く稜線に出ました。蟻地獄の様な登山道から抜け出しホッと一息。

さぁ、あとは宝永山頂へ向けて緩やかな稜線上を進むだけ。足取りが何だか軽くなったみたい。

青空に雲が沸く進行先に山頂標識が見えました。登山開始から約2時間で宝永山の山頂に到着〜

やったね!ジジババ達も若者を真似てハイタッチで初登頂を祝い合います (^o^)/ \(^O^)

宝永山頂では背中側にある富士山の全容を見る事が出来ませんでしたが皆さん登頂できて満足顔。

山頂標柱と方位盤の前で昼の弁当は時間も早いし第一火口まで降りてからで如何?と隊長の提案。

今の雲模様では宝永山から富士山や下界を眺める事は無理かなぁ…山頂を後にして下山です。

流石に下りはラクですね。ズリズリと登山靴を滑らせ気味に下り、もう「くの字」屈曲点に到達。

登りが辛かったこの坂道も砂礫を蹴散らし土埃を巻上げ快調に下れますがズボンの裾は埃だらけ。

宝永第一火口底のベンチでお昼にしました。ガスが降りてきて上着を羽織らないと寒いくらい。

30分程の昼食休憩を終えた後、装備を整え直し再出発して第一火口縁へ登り返しています。

帰路は来た時と違って、宝永第一火口縁から第二火口縁へ下るコースを歩き登山口へ戻る様です。

進行方向左側の第二火口を眺めながら下ります。それにしても第一・第二共でかい火口ですね。

宝永第二火口縁に到着、此処から先は宝永山の姿が見えなくなるのでカメラに収めてお別れです。

裾野市方面からの登山道との分岐を右に折れ来た時と別ルートの宝永遊歩道下側コースへ進入。

疎らなカラマツ林の中に続く雰囲気の良い遊歩道ですが「クマ出没注意」の看板もありました。

午後1時半前に車を停めた富士宮口五合目に無事下山を完了。皆さん、大変お疲れさまでした。

今夜のお宿へ向かうルート途中に「白糸の滝」があり折角なので立ち寄って観光していきます。

午後3時半頃、本栖湖のリゾート地にある東京都中央区が運営する「ヴィラ本栖」に到着です。

ロビーも広く立派な施設ですね〜宿泊料は五千円程で夕食は最上級の五千円コースを選んだとか。

施設の温泉で汗を流してユックリ寛いだ後、6時からの夕食、先ずはウエルカムドリンクで乾杯!

夕食も手の込んだ料理が並び凄く良かったですよ。今度は家族で泊まりたい場所と勝手に認定(^^)

二日目の観光は静岡県の「久能山東照宮」を参拝しましょうと云う事になり日本平に来ました。

日本平ロープウエイで久能山駅へ一足飛びですね。下の駿河湾に面した海岸沿いは石垣苺の産地。

石段を登り楼門を潜って来て最古の東照宮建築物らしい煌びやかな国宝の御社殿を参拝します。

更に石段を登り神廟へ。ここは徳川家康公の遺骸を埋葬した墓所で石造の宝塔は威厳があります。

最後の観光は「美保の松原」へ。残念ながら曇りで富士山は見えなかったけど羽衣の松を鑑賞。

帰路の途中、富士川SAで美味しい海鮮丼を頂き高速道を乗り継いで無事出発地へ到着しました。

(レポート作成:荒田)
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